仮想通貨・暗号通貨の総合情報サイト BitSalon

ハードフォークってなんだ?

近頃、ビットコインなど様々な仮想通貨が急激に人気を伸ばしてきていますが、それに伴い『ハードフォーク』という言葉を聞く機会が増えてきたように思います。
長く仮想通貨を使用してきたユーザー様ならご存知かもしれませんが、過去にはこのハードフォークの噂によってビットコインの価格が急落したこともありました。
そして2017年現在、またしてもビットコインがハードフォークの危機の状況に直面していると言えます。
ここでは

ハードフォークとは何なのか?
安全?危険?
私たちへの影響とは?

など仮想通貨を最近始めた初心者の方に対しても簡単に解説をしていきます。

ハードフォークの基本と脅威

最初にハードフォークの基礎を抑えていきましょう。

仮想通貨でも有名なビットコイン、それらの仕組みに関して少しでも勉強したことがある方ならば『ブロックチェーン』といった言葉を耳にしたことがあるのではないでしょうか。

実生活の取引では、銀行という一つの場所にすべての取引データが集め管理する『中央管理型データベース』という形をとるのに対して、ビットコインなどでは世界中の無数のPCを介してデータを保管する『分散型データベース』を取っています。
ビットコインでは膨大な取引データを10分ごとに『ブロック』に分けて保存しています。そしてそれらのブロックは時系列に沿って『チェーン』状に繋がり保存されています。
このブロックのつながりのことを『ブロックチェーン』と呼びます。チェーン状に保存されているため不正な取引などを防ぐことが可能になっています。

このシステム上で不正にチェーンを分岐させようとするには全体の51%のパワーが必要になります。そのため基本的にはチェーンの分岐は起きるはずがないのですが、51%のパワーが無くても分岐することがあるのです。
このことをハードフォークと呼びます。

『ハード』は『完全に、互換性なく』
『フォーク』は『分岐』を示すので、
『ハードフォーク』は『互換性のない分岐』といった意味になるでしょうか。

実はこのハードフォークとは違いソフトフォークという言葉も存在しますのでここでPlayStationを使って説明していきましょう。
今から17年前、2000年に発売されたPS2ではPS1専用ソフトを使ってゲームをすることが可能でした。つまりPS2はPS1と互換性がある状態、これをソフトフォーク(互換性のある分岐)というのです。
対して2006年に発売されたPS3ではPS2専用ソフトを使用することができませんでした。この状態をハードフォーク(互換性のない分岐)と言います。
この時PS2専用ソフトはPS3ユーザーにとって無価値なものになってしまいました。(自分も経験しました)

これがゲームではなく仮想通貨の話であればどうなるでしょう?
PS2専用ソフトのように、これまで使ってきた仮想通貨が無価値になる可能性だってあるわけです。
実際には、
・ビットコインが二つに割れてNEW BitCoinが生まれる
・送金に時間がかかる・送金ができない
などがハチャメチャな現状が起きると考えられます。

これでハードフォークとその危険性について理解していただけたでしょうか?
しかし、なぜそんなことが起きてしまうのでしょうか?
その原因を解説していきます。

ハードフォークの原因

この原因は先ほど解説したブロックチェーンの中に隠されています。

『分散型データベース』では世界中の膨大なで取引データを10分ごとにブロックの中につめていきます。しかしそのブロックには最大容量(ブロックサイズ)が決められているのです。現在の最大容量が1MB(1000KB)と定められていますが、現在の10分間での平均取引データ量は2017年7月現在で950KBにまで増加していることがわかっています。もうすでにブロックが破裂寸前なわけです。

ブロックサイズ問題への対応

これを防ぐためにブロックサイズを大きくしようという提案がなされています。

過去にもGバイトレベルまで要領を大きくしよというビットコインXT仕様が発表されました。この時全員が一度に新しい仕様へ移行できれば何も問題が発生しないのですが、一部のユーザーから根強い反発があり一部のユーザーが古い仕様に残りブロックチェーンが分岐、ハードフォークするのではないかと危惧されXTは支持を失いました。

しかしその後もブロックサイズの議論はされ続け、平均データ量が950KBになった今、再び話題となってきたわけです。

ビットコインの今後

この2017年の夏にハードフォークが起きるのではないかと噂されていますが、今後どのような対策が取られるのかはまだ判明しておりません。
今後情報が入り次第BitSalon内で記事を更新していきます。