Bloombergは5/25に、
イギリス中央銀行のイングランド銀行(Bank of England)の、
マーク・カーニー総裁は、
中央銀行発行のデジタル通貨「CBDC」の発行に対して
前向きであると報じました。
仮想通貨は今のところ貨幣の構成要素を満たしておらず、
特に”価値の貯蔵”が出来ないと述べつつも、
CBDCの導入には反対しないと述べています。
さて、先ほどから出てくるCBDCとは一体なんのことでしょうか?
CBDCの解説と特徴についてまとめました。
CBDCとは?
CBDC : Central Bank Digital Currency
の略で、中央銀行の仮想通貨を意味します。
同様に、
CBCC : Central Bank Crypto Currency
の略で、中央銀行の暗号通貨を意味する言葉があります。
仮想通貨と暗号通貨の意味に違いはないので、
どちらで使っても問題はありません。
CBDCをなぜ作る必要があるのか?
他の仮想通貨と違い中央集権的な通貨であるCBDC。
これにより透明性・信頼性の高い取引記録の作成が可能になり、
貨幣価値の安定や金融政策の明確化が図れるなど、
多様な利点がもたらされると期待されています。
CBDCを作る意義を簡単に説明すれば、
リップルの記事で説明したような、
高速取引と少ない手数料の取引を行うだけでなく、
金融取引の監視も行えるのです。
CBDCとそのブロックチェーンを中央銀行が管理することです、
一般的な民間流通はもちろん、
これまで巧みに追跡潜り抜けてきた裏金や資金洗浄も、
中央銀行から逃れることが難しくなると言われています。