仮想通貨投資へのリスクって?

最近話題のBitcoin(ビットコイン)などの仮想通貨への投資には、株式投資やFX(外国為替証拠金取引)と異なる別のリスクが色々と存在します。

今回は、他の投資と異なる仮想通貨投資へのリスクについて説明していきます。

仮想通貨投資におけるリスクの種類

仮想通貨投資で考慮すべきリスクとしては以下の7つが大きく挙げられます。

  1. 価値変動によるリスク
  2. サイバー攻撃によるリスク
  3. 流動性リスク
  4. 決済が出来なくなるリスク
  5. ハードフォークによる分岐リスク
  6. 51%攻撃リスク
  7. 取引所によるリスク

価値変動によるリスク

需要と供給のバランスや相場状況の変化によって、価格が急激に変動する可能性があります。特に、法定通貨と比べると市場規模も小さいため、価格の変動幅(ボラティリティ)も大きく、場合によっては大きな損失を生む可能性があります。また、通貨自体の信頼が失われれば価値がゼロになってしまう可能性もあります。

サイバー攻撃によるリスク

仮想通貨は電子的に移動するお金であるため、ハッキングなどによって意図しない状態で第三者に盗まれてしまう可能性があります。

そのような対策としては、取引所のパスワードは他のパスワードと使い回ししないことや、2段階認証をしっかりとかけること。秘密鍵については厳重に管理をし、パソコンのウイルス対策は常に最新とすることが大切です。

流動性リスク

仮想通貨は法定通貨と比べると取引量がかなり少ないです。その為、売りたいと思ったとしても買い手が付かず取引が困難になってしまう可能性があります。
これは、価格変動リスクとも連動するので注意が必要です。

決済が出来なくなるリスク

仮想通貨には決済に時間がかかります。例えばBitcoinでは3confiemation(取引が行われてから3ブロック経過)まで取引を承認しないという所も多く、場合によっては取引が遡って無効になるリスクあります。

ハードフォークによる分岐リスク

ハードフォークによって仮想通貨が2つに分岐し、相互に互換性がなくなるリスクがあります。
過去には、イーサリアムがイーサリアムとイーサリアムクラシックに、ビットコインがビットコインとビットコインキャッシュに分裂した例もあり、それに伴って大幅な価値下落や取引が遡って無効になるリスクがあります。

51%攻撃リスク

マイニングの計算能力の過半数を悪意のある特定のグループが保持してしまうと、恣意的にブロックチェーンの改ざんが可能になるリスクがあります。

詳しくはこちら→ 51%攻撃を技術の話ぬきで説明すると  ービットコインダンジョンー

取引所によるリスク

取引所がハッキングされたり倒産したりすることによって資産が喪失する可能性があります。

株式投資やFXの場合には、顧客の資産はほふり(証券保管振替機構)や信託銀行に預けられますが、仮想通貨交換業では取引所による分別管理が基本である為、Mt.Gox(マウントゴックス)事件のようになってしまう可能性もあります。

終わりに

いかがでしたか?今回は仮想通貨投資におけるリスクについて説明しました。

ここでは説明仕切れなかったこともたくさんあるので、自分自身でも調べて 行動するようにしたいですね。